醸造蔵 与謝娘酒造 (与謝野町)
原料米 与謝野町産 五百万石
原材料 米・米麹
精米歩合 60%
アルコール分 15〜16度
日本酒度 +3
酸度 1.4
アミノ酸度 1.6
当店はその昔、ここ「吉津村」の山奥で造り酒屋を営んでおりました。とても良質な水が
沸くところで、それはそれは美味しい酒が出来たそうです。
その当時の事を近所のおじいちゃん・おばあちゃんは口を揃えて「あんたんとこの酒はそりゃあ旨かったんやで〜。」と話してくれます。
戦後の米不足の為、経営が困難になり小さな酒蔵 は、閉鎖を余儀なくさせたそうです。 しかしその頃、酒造りに使用していたお水は今でも沢山 沸いていて当時を偲ばせてくれます。
何とか村の酒の復活を。 そんな思いで、親戚の蔵元 与謝娘酒造に何度か足を運び頼み込んで この水を酒の仕込み水として使用する事を許可してもらいました。
私自身も蔵元に入り心を込めて 蔵人さん達と一緒に酒を仕込みました。 そして、ようやく出来上がったお酒が
「吉津村 特別純米酒」です。 初めて仕上がった時に飲んだ時の感動を今でも鮮明に覚えています。
<店主からのコメント>
「ほんま刺身によう合うわ〜。」と飲んだ方には有難いお言葉をよく頂きます。
その通り!ほんとに良く合うんです。 て言うか、お刺身や鍋物などを食べながらこの「吉津村」を飲んでいると、食事そのものの旨みを「ぐわ〜」と引き出してくれて、もう一度楽しませてくれるんですね。
辛口でしかも米の旨みもしっかりと感じさせながら、後味がとてもスッキリとしたタイプだからでしょうか。 刺身に合うのか、逆に刺身が吉津村に合うのか分らなくなる事があります。
何はともあれ、食事をしながらのお酒として一本は手元に置いておきたい逸品です。
本当の旨い酒の飲み方を実感してみて下さい。